アクティブリテック
（https://active-rt.com/）
アクティブリテックは、メタバース事業をメインに行うIT企業。人流データに関してはクロスロケーションズとの共同開発ツールが注目されていますが、ここではその詳細についてクローズアップしました。
アクティブリテックの
人流データ分析の特徴
2022年にサービスが開始された、不動産ファンド向けの分析ツール
アクティブリテックが手がける人流データ分析ツールは、位置情報ビッグデータを活用したプラットフォーム「 Location AI Platform®」の提供で知られるクロスロケーションズと共同開発したもの。2022年4月からサービス開始という新進気鋭のシステムで、不動産ファンドが対象物件の利用度や将来的な活用などを予測するために特化しているのがポイントです。
不動産ファンド業界において、豊富な知見やノウハウを誇る
今回の共同開発は、クロスロケーションズのもつ「位置情報ビッグデータ解析エンジン」や分析・視覚化システムといったノウハウと、アクティブリテックの不動産業界向けサービスに関する知見が組み合わさって実現しました。これは大雑把な範囲を指定するのではなく、個別物件単位で人流データを推測・把握できるのが特徴。投資先物物件ごとに人流を確認可能なのが魅力となっています。
不動産投資運用向け人流分析レポートサービスの
人流データ分析の操作画面
公式HPで情報が見あたりませんでした。
アクティブリテックの
人流データ分析導入事例
サービスが開始されたばかりということもあり、導入事例については公開されていませんでした。しかし、同社の公式サイトにはARやVR、デジタルサイネージなどのメタバース事業をはじめ、上記でご紹介した不動産DX事業部による実績も記載されています。2021年設立ながら、着実に経験を重ねている企業であると言えるでしょう。
また、アクティブリテックの不動産ファンド向け人流データ分析に関心がある場合は、活用されている位置情報ビッグデータ活用プラットフォーム「Location AI Platform®」も併せて確認すれば、サービスの特徴がより深く見えてくる可能性もあります。
参照元：クロスロケーションズ公式HP：（https://www.x-locations.com/lap/）
このように、人流データ分析と一言で言っても、さまざまなサービスがありその会社の特徴が異なります。成果を出すためには課題にマッチする分析会社選びが重要です。こちらではおすすめのサービスを紹介しています。
不動産投資運用向け人流分析レポートサービスの
人流データ分析のサービス紹介動画
公式HPで情報が見あたりませんでした。
アクティブリテックの
人流データ分析サービス
- 不動産ファンド向け人流データ分析
…クロスロケーションズと共同開発を行い、2022年4月からサービス提供が開始されている人流データ分析ツール。
アクティブリテックの基本情報
| 社名 | 株式会社アクティブリテック |
|---|---|
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿6-20-7 3912号 |
| 設立年 | 2021年 |
| 資本金 | 50,000,000円 |
| 公式サイト | https://active-rt.com/ |
人流データ分析の活用術
データ分析のプロセスとは収集・可視化・分析の3段階があります。各段階によってデータの状態が異なり、どの状態のデータが欲しいのか見極める必要があります。以下に各プロセスとデータの状態を解説し、対応できるおすすめのサービスも紹介しています。
主に携帯電話を通じて集められた人々の動向「人流データ」を活用し、結果に満足できるサービスを選びましょう。
このデータは、人の流れや動向・性質などを数量的に把握して、推計や分析は自社で行うことができます。地域間のばらつきがない基地局ベースの測位で、母数の大きなデータを取得できるサービスがおすすめ。
モバイル空間統計
（NTTドコモ）
- 約8500万台の携帯電話契約数で母数の大きなゆがみの少ないデータの提供が可能。
- 基地局ベースの最小500ｍメッシュ単位（一部地域で250ｍメッシュ単位）の分解能。
データをわかりやすく可視化すると、会議など意思決定の場で使うことができます。人流動向の現状把握をするためには属性データもある、細かい範囲で測位できるGPSデータを取得できるサービスがおすすめ。
KDDI Location Analyzer
（KDDI）
- 契約者属性に紐づいた、年代や性別の分析も可能になるデータの提供が可能。
- GPSベースで125ｍ単位の狭域メッシュでの分解能。
分析されたデータは、早期課題解決のためのアクションがすぐに起こせます。一般的な可視化・分析よりも、より課題解決へ導けるデータを求めるなら、分解能が高くデータのゆがみを解消しているサービスがおすすめ。
xPop
（LocationMind）
- 精度高く分析するために、データ処理を行っていて仮説検証も可能。
- GPSベースで125ｍ単位の狭域メッシュの他に、道路・鉄道リンク単位の集計も可能。
※選定条件
2022年9月5日調査時点において、「人流データ分析」でGoogle検索した全27社において公式サイトで明記されている内容から以下の条件でピックアップしました。
■収集…基地局ベースデータによる、地域間差がなく、契約台数が一番多い（2022年9月調査時点）会社であるNTTドコモが提供する「モバイル空間統計」※参照元：NTTドコモ公式HP：（https://www.tca.or.jp/database/）
■可視化…空間分解能の範囲が狭いGPSベースと、通信キャリアならではの契約情報による属性が入手できる一社KDDIが提供する「KDDI Location Analyzer」
■分析…空間分解能の範囲が狭いGPSベースで、データのゆがみをとるマップマッチング処理を行っているため仮説検証分析まで行えることを公式サイトで記載している一社LocationMindが提供する「xPop」