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ソフトバンク|全国うごき統計

ソフトバンクキャプチャ画像
画像引用元:ソフトバンク公式HP
(https://www.softbank.jp/biz/services/analytics/ugoki/)

スマートフォンをはじめとする無線通信事業で知られるソフトバンクですが、人流データ分析においても画期的なサービスを展開しています。ここではその特徴や事例などについて、詳しくご紹介しましょう。

ソフトバンクの
人流データ分析の特徴

携帯電話基地局を利用した
「全国うごき統計」を提供

ソフトバンクの人流データサービスとして代表的なのは、同社ならではの携帯電話基地局を活用した「全国うごき統計」。これは24時間365日全国における人流を把握できるというもので、商業や不動産、観光、交通、防災・減災など幅広い分野で活躍可能です。独自の解析アルゴリズムをもとに、移動者の交通手段も正確に見られます。

行動解析に留まらない
4つの調査を用意

「全国うごき統計」では、性別や年代、居住地などの情報を付加することで、属性別の行動を把握することも可能。それだけでなく「メッシュOD量調査(どこからどこに移動したか)」「交通施設OD量調査(どの交通施設で乗り降りしたか)」「断面交通量調査(交通施設間の移動)」「滞在人口調査(エリアごとの対在人数)」といった4つの視点から、ニーズに合わせたデータを取得できます。

全国うごき統計の人流データ分析の操作画面


引用元:ソフトバンク株式会社公式HP
(https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2020/20201210_03/?sbpr=info)

ソフトバンクの
人流データ分析導入事例

株式会社 キャドセンター
(マーケティング)

課題

都市や地域が抱える課題を解決することを目的として、「全国うごき統計」を活用したアイディアの実現に乗り出しました。

導入効果

ソフトバンク主催の「共創アイデアコンテスト」に出展されたこちらの事例。「全国うごき統計」を活用しバーチャル3D都市空間 を作成することで、街のデータを可視化する独自のGISソリューションを創り上げました。これは次世代のサービスとして高く評価され、同コンテストでも最優秀賞を受賞※しています。

※参照元:ソフトバンク公式HP:(https://www.softbank.jp/biz/services/analytics/ugoki/contest/)

ニューラルポケット 株式会社
(マーケティング)

課題

ニューラルポケットが注目したのは災害発生時の対応。緊急時にも柔軟な対応を可能とするため、どのような人流把握を行うべきか検討しました。

導入効果

こちらもソフトバンク主催の「共創アイデアコンテスト」にて優秀賞を受賞した事例。クラウドとの通信を極力削減するエッジAIの画像解析を用いた人流解析を組み合わせ、災害時に起こりやすい課題を解決可能となっています。全国うごき統計のサービスを活用しているのはもちろん、防災への意識が高まっている近年においてはより一層需要が高まっていくことが予想されるでしょう。

全国うごき統計の事例に関しては前述の通り、コンテストに参加したものですが、いずれも人々の生活に寄り添った新たなシステムの育成に役立つことがうかがえます。このように人流データ分析と一言で言っても、さまざまなサービスがありその会社の特徴が異なります。成果を出すためには課題にマッチする分析会社選びが重要です、こちらではおすすめのサービスを紹介しています。

全国うごき統計の人流データ分析のサービス紹介動画

公式HPで情報が見あたりませんでした。

データ分析のプロセスとは収集・可視化・分析の3段階があります。
各段階によってデータの状態が異なり、どの状態のデータが欲しいのか見極める必要があります。
以下に各プロセスとデータの状態を解説し、対応できるおすすめのサービスも紹介しています。
満足のいく結果を得られるように、ぜひとも参考にしてください。

データの種類で選ぶ!おすすめの
人流データ分析サービス
3選
詳細はこちら

【分野別】人流データ活用事例を見る>>

ソフトバンクの
人流データ分析サービス

ソフトバンク会社の基本情報

社名 ソフトバンク株式会社
所在地 東京都港区海岸1-7-1
設立年 1986年
資本金 204,309百万円(2022年3月31日現在)
URL https://www.softbank.jp/biz/services/analytics/ugoki/
3つのプロセスで異なる
人流データ分析の活用術

データ分析のプロセスとは収集・可視化・分析の3段階があります。各段階によってデータの状態が異なり、どの状態のデータが欲しいのか見極める必要があります。以下に各プロセスとデータの状態を解説し、対応できるおすすめのサービスも紹介しています。
主に携帯電話を通じて集められた人々の動向「人流データ」を活用し、結果に満足できるサービスを選びましょう。

STEP
1
         
定量的でシンプルな収集されたデータ
       
収集のイメージイラスト

このデータは、人の流れや動向・性質などを数量的に把握して、推計や分析は自社で行うことができます。地域間のばらつきがない基地局ベースの測位で、母数の大きなデータを取得できるサービスがおすすめ。

対応できるサービスはここ!
モバイル空間統計
(NTTドコモ)
  • 約8500万台の携帯電話契約数で母数の大きなゆがみの少ないデータの提供が可能。
  • 基地局ベースの最小500mメッシュ単位(一部地域で250mメッシュ単位)の分解能。

収集された人流データの
詳細を公式HPで確認

モバイル空間統計の
サービス特徴をみる

STEP
2
       
理解しやすい可視化されたデータ
       
可視化のイメージイラスト

データをわかりやすく可視化すると、会議など意思決定の場で使うことができます。人流動向の現状把握をするためには属性データもある、細かい範囲で測位できるGPSデータを取得できるサービスがおすすめ。

対応できるサービスはここ!
KDDI Location Analyzer
(KDDI)
  • 契約者属性に紐づいた、年代や性別の分析も可能になるデータの提供が可能。
  • GPSベースで125m単位の狭域メッシュでの分解能。

可視化された人流データの
詳細を公式HPで確認

KDDI Location Analyzerの
サービス特徴をみる

STEP
3
アクションをすぐに起こせる分析されたデータ
       
分析のイメージイラスト

分析されたデータは、早期課題解決のためのアクションがすぐに起こせます。一般的な可視化・分析よりも、より課題解決へ導けるデータを求めるなら、分解能が高くデータのゆがみを解消しているサービスがおすすめ。

対応できるサービスはここ!
xPop
(LocationMind)
  • 精度高く分析するために、データ処理を行っていて仮説検証も可能。
  • GPSベースで125m単位の狭域メッシュの他に、道路・鉄道リンク単位の集計も可能。

分析された人流データの
詳細を公式HPで確認

xPopの
サービス特徴をみる

※選定条件
2022年9月5日調査時点において、「人流データ分析」でGoogle検索した全27社において公式サイトで明記されている内容から以下の条件でピックアップしました。
■収集…基地局ベースデータによる、地域間差がなく、契約台数が一番多い(2022年9月調査時点)会社であるNTTドコモが提供する「モバイル空間統計」※参照元:NTTドコモ公式HP:(https://www.tca.or.jp/database/)
■可視化…空間分解能の範囲が狭いGPSベースと、通信キャリアならではの契約情報による属性が入手できる一社KDDIが提供する「KDDI Location Analyzer」
■分析…空間分解能の範囲が狭いGPSベースで、データのゆがみをとるマップマッチング処理を行っているため仮説検証分析まで行えることを公式サイトで記載している一社LocationMindが提供する「xPop」