CITY INSIGHT
（https://cityinsight.nightley.jp/）
最新ロケーションビッグデータを用いて、地域で生活する人々・日本人や訪日外国人旅行者の移動＆滞在傾向を読み解くCITY INSIGHT。ここではCITY INSIGHTの特徴や具体的なサービスの内容、導入事例を紹介します。
CITY INSIGHTの人流データ分析の特徴
地域活性化をサポート
CITY INSIGHTは、MaaS・まちづくり・スマートシティ・観光対策・DXなどさまざまなテーマで地域活性化を目指す皆様をサポート。地域の生活者はもちろん、日本人や訪日外国人旅行者の移動や滞在傾向も読み解けるサービスを提供しています。支援事例には自治体や観光協会も多いのが特徴です。
幅広い対象領域
CITY INSIGHTが対象としている領域は多岐にわたります。モビリティ業界・官公庁や地方自治体・公共交通・宿泊観光業・ディベロッパーやゼネコン・広告・小売＆商業施設・コンサルティングなどです。課題に合わせ、どのような人流データ分析が必要であるかを考え、分析の結果を知りたい・分析ツールを使いたい・自分で分析をしたいなどの要望に合わせたサービスを提供します。
取得したいデータで選ぶ
人流データ分析の
おすすめサービスを見る
CITY INSIGHTの人流データ分析導入事例
株式会社ミカミ（まちづくりコンサルタント）
課題
水戸の活性化に向けた取り組みを行う中、まちづくり・都市計画における課題と車中心の社会となってしまっていること、中心市街地の店舗が少なくなって虫食い状に駐車場が増えてしまったことで歩行者が歩きにくい点が課題でした。
導入効果
CITY INSIGHTを活用したことで、水戸のまちなかで居住者・勤務者・来街者がどのような施設を利用し、そこで何をしていたのかといった分析や、主要導線分析などを行い、水戸周辺地の車交通量と歩行者交通量、滞在時間を道路ごとに可視化。現状把握を行ったことで、交通計画の提案や実施予定の実証実験に向けた具体化検討を可能にしました。
参照元：CITY INSIGHT公式サイト
（https://cityinsight.nightley.jp/posts-cases2/CaseStudy1）
※株式会社ミカミの他にも、三菱商事株式会社や株式会社くまもとDMC、一般社団法人今帰仁村観光協会、一般社団法人関西イノベーションセンター、小豆島町・静岡県・和歌山市などがCITY INSIGHTのサービスを導入しています。
CITY INSIGHTの人流データ分析サービス
- 旅行行動分析
施設やスポット単位での分析が可能。当日までのデータで分析ができ、リアルタイム性の高い時間帯分析にも対応しています。 - 周遊分析
エリア内やエリア外での周遊傾向の分析を行います。周遊ルートや流入・流出経路、エリア内・外での移動傾向まで分析可能です。 - 車両走行データ分析サービス
全国約420万台のHondaの乗用車を活用し、走行ビッグデータを解析してデータソリューションとして提供しています。自動車視点での滞在・周遊状況の分析・可視化、さらに道路視点から交通量や混雑状況の分析・可視化が可能です。
CITY INSIGHTの基本情報
| 社名 | 株式会社ナイトレイ |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区南平台町15-11 南平台野坂ビル4F |
| 設立年 | 2011年 |
| 資本金 | 記載なし |
| 公式サイト | https://nightley.jp/ |
人流データ分析の活用術
データ分析のプロセスとは収集・可視化・分析の3段階があります。各段階によってデータの状態が異なり、どの状態のデータが欲しいのか見極める必要があります。以下に各プロセスとデータの状態を解説し、対応できるおすすめのサービスも紹介しています。
主に携帯電話を通じて集められた人々の動向「人流データ」を活用し、結果に満足できるサービスを選びましょう。
このデータは、人の流れや動向・性質などを数量的に把握して、推計や分析は自社で行うことができます。地域間のばらつきがない基地局ベースの測位で、母数の大きなデータを取得できるサービスがおすすめ。
モバイル空間統計
（NTTドコモ）
- 約8500万台の携帯電話契約数で母数の大きなゆがみの少ないデータの提供が可能。
- 基地局ベースの最小500ｍメッシュ単位（一部地域で250ｍメッシュ単位）の分解能。
データをわかりやすく可視化すると、会議など意思決定の場で使うことができます。人流動向の現状把握をするためには属性データもある、細かい範囲で測位できるGPSデータを取得できるサービスがおすすめ。
KDDI Location Analyzer
（KDDI）
- 契約者属性に紐づいた、年代や性別の分析も可能になるデータの提供が可能。
- GPSベースで125ｍ単位の狭域メッシュでの分解能。
分析されたデータは、早期課題解決のためのアクションがすぐに起こせます。一般的な可視化・分析よりも、より課題解決へ導けるデータを求めるなら、分解能が高くデータのゆがみを解消しているサービスがおすすめ。
xPop
（LocationMind）
- 精度高く分析するために、データ処理を行っていて仮説検証も可能。
- GPSベースで125ｍ単位の狭域メッシュの他に、道路・鉄道リンク単位の集計も可能。
※選定条件
2022年9月5日調査時点において、「人流データ分析」でGoogle検索した全27社において公式サイトで明記されている内容から以下の条件でピックアップしました。
■収集…基地局ベースデータによる、地域間差がなく、契約台数が一番多い（2022年9月調査時点）会社であるNTTドコモが提供する「モバイル空間統計」※参照元：NTTドコモ公式HP：（https://www.tca.or.jp/database/）
■可視化…空間分解能の範囲が狭いGPSベースと、通信キャリアならではの契約情報による属性が入手できる一社KDDIが提供する「KDDI Location Analyzer」
■分析…空間分解能の範囲が狭いGPSベースで、データのゆがみをとるマップマッチング処理を行っているため仮説検証分析まで行えることを公式サイトで記載している一社LocationMindが提供する「xPop」