ドコモのdポイント会員から得られるビッグデータをベースにしたデータワイズ(Area Marketer)の人流データ分析。ここでは、データワイズ(Area Marketer)の特徴や具体的なサービス内容、導入事例などをご紹介しています。
データワイズ(Area Marketer)が提供している人流データ分析サービスは、ドコモdポイント会員のデータを利用しています。ドコモdポイント会員の数は、日本全国で実に8700万人以上(※2022年12月時点)。
dポイント会員の位置情報はもとより、性別や年代などの属性データも活用可能。加えて、900万人に実施したアンケート調査に基づき、年収や家族構成などの詳細な情報を得ることもできます。
ターゲット層を精度高く絞り込みつつ、ビッグデータを詳細に取得することが可能です。
データワイズ(Area Marketer)が独自で開発した位置情報AI「Datawise GPS AI」が、ビッグデータから高精度で目的の情報を抽出して解析。絞り込んだターゲットがどこからやってきたのか、どんなプロセスを経てそこへやってきたのか、そこから離れた後はどこへ行くのかといった、営業に活かせる数々の重要データを取得することができます。
自社を中心としたデータ取得だけではなく、競合店の来客数などの情報も取得可能です。
イタリアの「バール」をモデルに、駅近やビジネス街で多くの店舗を展開してきたプロントですが、2020年からの新型コロナウイルス感染拡大の影響により客足が減少。新たな業態開発を含むリブランディングを断行しましたが、その効果が不明瞭だったため、将来的に進むべき方向に頭を悩ませていました。
リブランディングを実施するにあたり効果検証のため導入。導入により、GPSデータによる人流データにより、来店頻度が増えたことや滞在時間が長くなったことなどリブランディングによる効果を確認することができました。さらに次の一手として、来店者の年代や平均滞在時間の変化、エリア内におけるターゲットの回遊情報を取得。より顧客満足度の高い店舗づくりに役立てています。
※株式会社プロントコーポレーションのほかにも、明治屋、三井不動産、MS&AD、ビックカメラ、U.S,M,H、富山県、佐伯市などがデータワイズ(Area Marketer)のサービスを導入しています。
社名 | 株式会社データワイズ |
---|---|
所在地 | 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー21F |
設立年 | 2019年 |
資本金 | 5000万円 |
公式サイト | https://www.datawise.co.jp/ |
データ分析のプロセスとは収集・可視化・分析の3段階があります。各段階によってデータの状態が異なり、どの状態のデータが欲しいのか見極める必要があります。以下に各プロセスとデータの状態を解説し、対応できるおすすめのサービスも紹介しています。
主に携帯電話を通じて集められた人々の動向「人流データ」を活用し、結果に満足できるサービスを選びましょう。
このデータは、人の流れや動向・性質などを数量的に把握して、推計や分析は自社で行うことができます。地域間のばらつきがない基地局ベースの測位で、母数の大きなデータを取得できるサービスがおすすめ。
データをわかりやすく可視化すると、会議など意思決定の場で使うことができます。人流動向の現状把握をするためには属性データもある、細かい範囲で測位できるGPSデータを取得できるサービスがおすすめ。
分析されたデータは、早期課題解決のためのアクションがすぐに起こせます。一般的な可視化・分析よりも、より課題解決へ導けるデータを求めるなら、分解能が高くデータのゆがみを解消しているサービスがおすすめ。
※選定条件
2022年9月5日調査時点において、「人流データ分析」でGoogle検索した全27社において公式サイトで明記されている内容から以下の条件でピックアップしました。
■収集…基地局ベースデータによる、地域間差がなく、契約台数が一番多い(2022年9月調査時点)会社であるNTTドコモが提供する「モバイル空間統計」※参照元:NTTドコモ公式HP:(https://www.tca.or.jp/database/)
■可視化…空間分解能の範囲が狭いGPSベースと、通信キャリアならではの契約情報による属性が入手できる一社KDDIが提供する「KDDI Location Analyzer」
■分析…空間分解能の範囲が狭いGPSベースで、データのゆがみをとるマップマッチング処理を行っているため仮説検証分析まで行えることを公式サイトで記載している一社LocationMindが提供する「xPop」