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ヤフー|データソリューション

ヤフーキャプチャ画像
画像引用元:ヤフー(データソリューション)公式HP
(https://ds.yahoo.co.jp/)

大手検索サイトというイメージが強いヤフーですが、データソリューション事業として人流データも活用したリサーチツール等の提供も行っています。ここではその特徴や事例、活用法などについて、詳しくまとめました。

ヤフー(データソリューション)
の人流データ分析の特徴

同社の保有するビッグデータを活用可能な分析ツール

ヤフーのデータソリューション事業において、代表的な製品と言えるのがDS.INSIGHT 。これは位置情報や検索など、同社が保有する膨大なデータを分析できるデスクリサーチツールで、人流(人の動き)の把握に特化した「Place」機能も搭載されています。

ペルソナ作成を支援する
オプションプランも

DS.INSIGHT の主な機能は、前述した「Place」と人々の興味関心を可視化する「People」の2つ。メディア事業で取得したデータ、および位置情報機能で取得したデータの活用がメインとなっていますが、オプションでターゲットの人物像をより詳細に浮かび上がらせる「Persona 」も利用可能です

DS.INSIGHTの人流データ分析の操作画面


引用元:ヤフー株式会社公式HP
(https://ds.yahoo.co.jp/service/insight/persona.html)

ヤフー(データソリューション)
の人流データ分析導入事例

慶應義塾大学医学部(公共分野)

課題

慶応義塾大学医学部の特任准教授を務める野村氏は、人流データの多面性に注目。コロナ禍における緊急事態宣言やまん防(まん延防止措置)の効果を把握することを大きな課題に、研究の一環として調査を行いました。

導入効果

重要とされた指標が、コロナに関して曖昧な情報が流れがちだった年齢別のデータ。ヤフーの詳細なデータ収集が功を奏し、若者や高齢者の人流傾向やレベルなどを細やかに把握できました。こういった研究は画一的ではない視点が必要とされますが、そういった意味でもヤフーのビッグデータは重要な意味を持つだろうと同氏は語っています。

株式会社講談社(小売・飲食)

課題

講談社では、美容に関する情報を発信する雑誌「VOCE」を刊行しています。そこでコンテンツ企画のヒントを得るためにオンライン調査を行っていましたが、既存のツールでは既にトレンドになっているもの、求められているものしか把握できないという課題がありました。

導入効果

ヤフーのデータ分析に依頼した大きな理由は、性別や年代に分けて蓄積されたデータを閲覧できるところ。特定の分野に特化した雑誌だからこそ、ターゲットを明確に絞りやすいかどうかは重要となります。結果、新たな施策を打つ際の精度が向上。DS.INSIGHTと他社ツールも組み合わせながら、複合的な活用も行っているそうです。

DS.INSIGHT の利点は、オンラインにおける幅広く膨大なデータが閲覧可能なだけでなく、ターゲットの分析をしやすい点、使い勝手が良い点なども挙げられるようです。

このように、人流データ分析と一言で言っても、さまざまなサービスがありその会社の特徴が異なります。成果を出すためには課題にマッチする分析会社選びが重要です。こちらではおすすめのサービスを紹介しています。

【分野別】人流データ活用事例を見る>>

DS.INSIGHTの人流データ分析のサービス紹介動画

引用元:ヤフー株式会社公式HP
(https://www.youtube.com/watch?v=twOawxmd4Sg&t=39s)

データ分析のプロセスとは収集・可視化・分析の3段階があります。
各段階によってデータの状態が異なり、どの状態のデータが欲しいのか見極める必要があります。
以下に各プロセスとデータの状態を解説し、対応できるおすすめのサービスも紹介しています。
満足のいく結果を得られるように、ぜひとも参考にしてください。

データの種類で選ぶ!おすすめの
人流データ分析サービス
3選
詳細はこちら

ヤフー(データソリューション)
の人流データ分析サービス

ヤフー(データソリューション)
の基本情報

社名 ヤフー株式会社
所在地 東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
設立年 2019年(事業開始日)
資本金 300百万円(2021年12月31日)
公式サイト https://ds.yahoo.co.jp/
3つのプロセスで異なる
人流データ分析の活用術

データ分析のプロセスとは収集・可視化・分析の3段階があります。各段階によってデータの状態が異なり、どの状態のデータが欲しいのか見極める必要があります。以下に各プロセスとデータの状態を解説し、対応できるおすすめのサービスも紹介しています。
主に携帯電話を通じて集められた人々の動向「人流データ」を活用し、結果に満足できるサービスを選びましょう。

STEP
1
         
定量的でシンプルな収集されたデータ
       
収集のイメージイラスト

このデータは、人の流れや動向・性質などを数量的に把握して、推計や分析は自社で行うことができます。地域間のばらつきがない基地局ベースの測位で、母数の大きなデータを取得できるサービスがおすすめ。

対応できるサービスはここ!
モバイル空間統計
(NTTドコモ)
  • 約8500万台の携帯電話契約数で母数の大きなゆがみの少ないデータの提供が可能。
  • 基地局ベースの最小500mメッシュ単位(一部地域で250mメッシュ単位)の分解能。

収集された人流データの
詳細を公式HPで確認

モバイル空間統計の
サービス特徴をみる

STEP
2
       
理解しやすい可視化されたデータ
       
可視化のイメージイラスト

データをわかりやすく可視化すると、会議など意思決定の場で使うことができます。人流動向の現状把握をするためには属性データもある、細かい範囲で測位できるGPSデータを取得できるサービスがおすすめ。

対応できるサービスはここ!
KDDI Location Analyzer
(KDDI)
  • 契約者属性に紐づいた、年代や性別の分析も可能になるデータの提供が可能。
  • GPSベースで125m単位の狭域メッシュでの分解能。

可視化された人流データの
詳細を公式HPで確認

KDDI Location Analyzerの
サービス特徴をみる

STEP
3
アクションをすぐに起こせる分析されたデータ
       
分析のイメージイラスト

分析されたデータは、早期課題解決のためのアクションがすぐに起こせます。一般的な可視化・分析よりも、より課題解決へ導けるデータを求めるなら、分解能が高くデータのゆがみを解消しているサービスがおすすめ。

対応できるサービスはここ!
xPop
(LocationMind)
  • 精度高く分析するために、データ処理を行っていて仮説検証も可能。
  • GPSベースで125m単位の狭域メッシュの他に、道路・鉄道リンク単位の集計も可能。

分析された人流データの
詳細を公式HPで確認

xPopの
サービス特徴をみる

※選定条件
2022年9月5日調査時点において、「人流データ分析」でGoogle検索した全27社において公式サイトで明記されている内容から以下の条件でピックアップしました。
■収集…基地局ベースデータによる、地域間差がなく、契約台数が一番多い(2022年9月調査時点)会社であるNTTドコモが提供する「モバイル空間統計」※参照元:NTTドコモ公式HP:(https://www.tca.or.jp/database/)
■可視化…空間分解能の範囲が狭いGPSベースと、通信キャリアならではの契約情報による属性が入手できる一社KDDIが提供する「KDDI Location Analyzer」
■分析…空間分解能の範囲が狭いGPSベースで、データのゆがみをとるマップマッチング処理を行っているため仮説検証分析まで行えることを公式サイトで記載している一社LocationMindが提供する「xPop」