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Orbital Insight(オービタルインサイト)

Orbital Insightキャプチャ画像
画像引用元:Orbital Insight公式HP
(https://jp.orbitalinsight.com/)

地理空間分析サービスの開発・提供を行うOrbital Insight 。アメリカを本拠地とする衛星データ解析企業ですが、ここではその詳しいサービス内容や特徴などについて、詳しくまとめました。

Orbital Insightの
人流データ分析の特徴

衛星データを活用した、地理空間分析プラットフォームを提供

Orbital Insight が提供するサービスの特徴は、衛星データを活用している 点。これはカーナビやスマートフォン、建物といったライフラインからの情報と衛星データを組み合わせることで、交通や都市インフラの評価、小売店の売上状況分析などができるというものです。

人流データ分析ツール「ジオミエール」にも活用される技術

同社の衛星データは、2020年に三井住友銀行が開始したデータ分析サービスジオミエールにも役立てられています。このサービスは国内外のGPSデータや衛星データを用い、人の流れや車両の動き、土地・建物の変化などを分析することが可能です。

参照元:SMBC公式HP:(https://www.smfg.co.jp/dx_link/dxtrend/dxinsight/article_31.html)

Orbital Insight GOの人流データ分析の操作画面

公式HPで情報が見あたりませんでした。

Orbital Insightの
人流データ分析導入事例

ブルームバーグ・エル・ピー(マーケティング・広告)

課題

世界の資本市場の透明性を高めるため、アメリカを本拠地として幅広いソリューションを提供しているBloomberg。2020年、同社が運営するメディアにおいて、新型コロナで観光地やモール、休暇地、フードバンクなどの出入りはどう変化したか?を課題として、Orbital Insight の人流データ分析を活用した調査を行いました。

導入効果

詳細は以下HPにて公開されています。ただし、2022年10月時点大元の英語記事は日本からのアクセスでは閲覧できないようなので、詳しくはOrbital Insight までお問い合わせください。

Orbital Insight が提供する衛星データを活かした地理空間分析サービスは、「Orbital Insight GO」というプラットフォームにより、複数のデータソースから直感的に始められるのが特徴。衛星データは未だ普及が十分でない概念ゆえに取り扱いに迷う声が多いため、 ニーズに合わせて一貫したサポートを行っているようです。

また、公式サイトでは同社のシステムについて、様々な活用事例を動画で紹介しています。スカパーや伊藤忠商事といった知名度の高い企業たちの衛星データ分析に対する知見が窺える内容です。これによれば、「金融分野の企業がGPSを活用した人流データ分析により、経済活動予測に使用している例もある」とのこと。

参照元:Orbital Insight公式HP:(https://jp.orbitalinsight.com/archives/blog/orbital-insight-japan-case-interviews/)

このように、人流データ分析と一言で言っても、さまざまなサービスがありその会社の特徴が異なります。成果を出すためには課題にマッチする分析会社選びが重要です。こちらではおすすめのサービスを紹介しています。

【分野別】人流データ活用事例を見る>>

Orbital Insight GOの人流データ分析のサービス紹介動画

引用元:Orbital Insight 日本オフィス公式HP
(https://jp.orbitalinsight.com/archives/blog/demo-videos/)

データ分析のプロセスとは収集・可視化・分析の3段階があります。
各段階によってデータの状態が異なり、どの状態のデータが欲しいのか見極める必要があります。
以下に各プロセスとデータの状態を解説し、対応できるおすすめのサービスも紹介しています。
満足のいく結果を得られるように、ぜひとも参考にしてください。

データの種類で選ぶ!おすすめの
人流データ分析サービス
3選
詳細はこちら

Orbital Insightの
人流データ分析サービス

Orbital Insightの基本情報

社名 Orbital Insight 日本オフィス
所在地 東京都千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビル10F EGG Japan
設立年 公式サイトに記載なし
資本金 公式サイトに記載なし
公式サイト https://jp.orbitalinsight.com/
3つのプロセスで異なる
人流データ分析の活用術

データ分析のプロセスとは収集・可視化・分析の3段階があります。各段階によってデータの状態が異なり、どの状態のデータが欲しいのか見極める必要があります。以下に各プロセスとデータの状態を解説し、対応できるおすすめのサービスも紹介しています。
主に携帯電話を通じて集められた人々の動向「人流データ」を活用し、結果に満足できるサービスを選びましょう。

STEP
1
         
定量的でシンプルな収集されたデータ
       
収集のイメージイラスト

このデータは、人の流れや動向・性質などを数量的に把握して、推計や分析は自社で行うことができます。地域間のばらつきがない基地局ベースの測位で、母数の大きなデータを取得できるサービスがおすすめ。

対応できるサービスはここ!
モバイル空間統計
(NTTドコモ)
  • 約8500万台の携帯電話契約数で母数の大きなゆがみの少ないデータの提供が可能。
  • 基地局ベースの最小500mメッシュ単位(一部地域で250mメッシュ単位)の分解能。

収集された人流データの
詳細を公式HPで確認

モバイル空間統計の
サービス特徴をみる

STEP
2
       
理解しやすい可視化されたデータ
       
可視化のイメージイラスト

データをわかりやすく可視化すると、会議など意思決定の場で使うことができます。人流動向の現状把握をするためには属性データもある、細かい範囲で測位できるGPSデータを取得できるサービスがおすすめ。

対応できるサービスはここ!
KDDI Location Analyzer
(KDDI)
  • 契約者属性に紐づいた、年代や性別の分析も可能になるデータの提供が可能。
  • GPSベースで125m単位の狭域メッシュでの分解能。

可視化された人流データの
詳細を公式HPで確認

KDDI Location Analyzerの
サービス特徴をみる

STEP
3
アクションをすぐに起こせる分析されたデータ
       
分析のイメージイラスト

分析されたデータは、早期課題解決のためのアクションがすぐに起こせます。一般的な可視化・分析よりも、より課題解決へ導けるデータを求めるなら、分解能が高くデータのゆがみを解消しているサービスがおすすめ。

対応できるサービスはここ!
xPop
(LocationMind)
  • 精度高く分析するために、データ処理を行っていて仮説検証も可能。
  • GPSベースで125m単位の狭域メッシュの他に、道路・鉄道リンク単位の集計も可能。

分析された人流データの
詳細を公式HPで確認

xPopの
サービス特徴をみる

※選定条件
2022年9月5日調査時点において、「人流データ分析」でGoogle検索した全27社において公式サイトで明記されている内容から以下の条件でピックアップしました。
■収集…基地局ベースデータによる、地域間差がなく、契約台数が一番多い(2022年9月調査時点)会社であるNTTドコモが提供する「モバイル空間統計」※参照元:NTTドコモ公式HP:(https://www.tca.or.jp/database/)
■可視化…空間分解能の範囲が狭いGPSベースと、通信キャリアならではの契約情報による属性が入手できる一社KDDIが提供する「KDDI Location Analyzer」
■分析…空間分解能の範囲が狭いGPSベースで、データのゆがみをとるマップマッチング処理を行っているため仮説検証分析まで行えることを公式サイトで記載している一社LocationMindが提供する「xPop」