ESRIジャパンは、位置データの可視化をはじめとした地図活用プラットフォームを提供している企業。ここではどのような機能があるのか、サービスの特徴など、事例も含めて詳しくご紹介しています。
ESRIジャパンのサービスの基盤となっているのが、豊富な地図データやアプリが提供されており、場所を選ばずいつでもさまざまな端末で共有されたデータにアクセス可能なGISプラットフォーム「ArcGIS」。画像解析やAI、loTといった先端技術にも素早く対応可能で、データ活用を効果的に支援してくれます。
基盤となるArcGISを活かし、クラウドで共有できるArcGIS Onlineや位置情報サービスの構築を支援するArcGIS Platform、マーケティングに特化したArcGIS Business Analystなど幅広いニーズに対応しているのも特徴 。専門家がWeb GIS の構築をサポートしてもらえるサービスもあり、地理情報システムのプロフェッショナルとして信頼できるパートナーとなってくれることでしょう。
国内外を問わず、数多くのチェーン店舗を展開しているサイゼリヤ。元よりデータ解析を行う部署ではArcGIS Business Analystを導入し調査対象の分析に努めていたものの、位置情報を軸としたデータの可視化や分析を共有する不十分であるとの課題を抱えていました。
ESRIジャパンのArcGISを新たに導入した理由は、主にGISをはじめとする基本機能の充実、および機能拡張への柔軟な対応力。各部署の視点で地理的に会社全体のデータを可視化・分析できる体制が整ったことにより、情報取得のスピードがアップしたのはもちろん、俯瞰的に店舗情報を確認することで新たな気づきも増えたと言います。
ESRIジャパンが提供するArcGIS は位置情報もふまえ、スピーディーな情報取得や共有が可能のようです。同社ではArcGISを修得するためのトレーニングプログラムも用意しているため、初めて導入する方も効率よく活用可能と言えるでしょう。
このように、人流データ分析と一言で言っても、さまざまなサービスがありその会社の特徴が異なります。成果を出すためには課題にマッチする分析会社選びが重要です。こちらではおすすめのサービスを紹介しています。
社名 | ESRIジャパン株式会社 |
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所在地 | 東京都千代田区平河町2-7-1 塩崎ビル5F(総合受付) |
設立年 | 2002年 |
資本金 | 記載なし |
公式サイト | https://www.esrij.com/ |
データ分析のプロセスとは収集・可視化・分析の3段階があります。各段階によってデータの状態が異なり、どの状態のデータが欲しいのか見極める必要があります。以下に各プロセスとデータの状態を解説し、対応できるおすすめのサービスも紹介しています。
主に携帯電話を通じて集められた人々の動向「人流データ」を活用し、結果に満足できるサービスを選びましょう。
このデータは、人の流れや動向・性質などを数量的に把握して、推計や分析は自社で行うことができます。地域間のばらつきがない基地局ベースの測位で、母数の大きなデータを取得できるサービスがおすすめ。
データをわかりやすく可視化すると、会議など意思決定の場で使うことができます。人流動向の現状把握をするためには属性データもある、細かい範囲で測位できるGPSデータを取得できるサービスがおすすめ。
分析されたデータは、早期課題解決のためのアクションがすぐに起こせます。一般的な可視化・分析よりも、より課題解決へ導けるデータを求めるなら、分解能が高くデータのゆがみを解消しているサービスがおすすめ。
※選定条件
2022年9月5日調査時点において、「人流データ分析」でGoogle検索した全27社において公式サイトで明記されている内容から以下の条件でピックアップしました。
■収集…基地局ベースデータによる、地域間差がなく、契約台数が一番多い(2022年9月調査時点)会社であるNTTドコモが提供する「モバイル空間統計」※参照元:NTTドコモ公式HP:(https://www.tca.or.jp/database/)
■可視化…空間分解能の範囲が狭いGPSベースと、通信キャリアならではの契約情報による属性が入手できる一社KDDIが提供する「KDDI Location Analyzer」
■分析…空間分解能の範囲が狭いGPSベースで、データのゆがみをとるマップマッチング処理を行っているため仮説検証分析まで行えることを公式サイトで記載している一社LocationMindが提供する「xPop」